1950-07-17 第8回国会 参議院 本会議 第5号
ポツダム直言はこのことを明確に示しております。吉田君のなさんとし、又なしていることは、平和を望んでいる国民の要望に反して、戰争に巻き込まれる途を選んでいるものである。而も何らの根拠なくしてこれを行わんとしているのである。吉田君は一体如何なる根拠に基いてかかる方針をとられるのであるか。これを先ずお伺いしたい。
ポツダム直言はこのことを明確に示しております。吉田君のなさんとし、又なしていることは、平和を望んでいる国民の要望に反して、戰争に巻き込まれる途を選んでいるものである。而も何らの根拠なくしてこれを行わんとしているのである。吉田君は一体如何なる根拠に基いてかかる方針をとられるのであるか。これを先ずお伺いしたい。
然しながら私共は、ポツダム直言の完全履行を誓う國民が、他面抑留同胞の身の上を思うて抱くその至情の深く且つ正しきを認めざるを得ないと申し上げ度いのであります。而して正しき國民感情なるが故に、常に閣下を始めとして、連合軍側の御同情を得つつあるのみでなく、更のその御盡力によつて、喜びの日を迎える日も決して遠からざることは、よくこれを承知いたしておるのであります。